おまえがわしんとこで一番初めにかやった【ぱらわん】じゃ。

三寸強っといったところじゃろうか。
ほんに大きくなったもんじゃ。

おまえのてて親はのぉ・・・。
そりゃ貧弱で小さなてて親じゃったんじゃが・・・。
それでもおまえの母さんをよくいじめてのぉ・・・。
何度、わしがけんかの仲裁に入った事か・・・。
そんなおまえの母さんはなかなかの女偉丈夫で一回に三十七回もお産したのじゃぞ。
ところが産後の肥立ちが悪かったのかポックリと逝ってしもうた。(遠くを見つめる目)
残されたおまえのてて親は毎日浴びるように昆虫寒天を呑んでお前らの世話もせんとぐうたらと過ごしておったんじゃ。
その、てて親は今どこに居るって?
ところがの〜それがまだ生きておるんじゃ、そう遠くないところでのぉ。
会いたいじゃと?
やめといたほうが良い・・・会ってもがっかりするだけじゃ・・・。
どうしても会いたいとな?
仕方ないのぉ・・・わしには留める権利もないのじゃし・・・。

どうじゃ?実の親に生まれて初めて会った感想は。
そうじゃろ、そうじゃろ闘いたくなるじゃろうて・・・。
それがお前たちの本能なのじゃよ。
しかし、今のお前では殺してしまいかねないのぉ・・・。
もう・・・良いじゃろ・・・。
許しておやり・・・。
可哀想に・・・今頃泣いているじゃろお前を見て。
おまえはたくましく育ったんじゃ。
そして知らぬ間に親を超えてしまったのじゃよ。
おまえもこれから良きおなごを嫁に貰い、子孫を増やす事に励まぬとな。
その子孫はやがてお前を超えるものも出てくるじゃろうて・・・。
そのとき、お前のてて親の気持ちがわかるじゃろう。
じゃが、ゆめゆめ忘れるでないぞ。
おまえはわしの所有物にすぎぬと言う事を・・・・・。
あっあっあっあぁ〜・・・ずずずううずう(お茶をすする音)
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